健康寿命を左右するものは?
「人生の最後の1日まで健康でいたい」と誰しも願うことでしょう。
しかし、なかなか思うようにいかず、亡くなるまで介護や支援を受ける「健康でない」期間を経験する方がいます。
実は、寿命と健康寿命の間に大きな隔たりがあります。
命の尊さを大切にする健康寿命
「健康寿命」とは、支援や介護を必要としない、健康で自立し、日常の生活が制限されることなく、過ごせる期間。
つまり亡くなるまで、身体を思い通りに動かし、元気でいることです。
- 介護が必要となる原因の多くは、認知症、脳卒中、衰弱。
しかし、意外と思われる次にくる原因は、転倒と骨折です。これは骨粗しょう症から引き起こしたことが多い。
骨粗しょう症は、骨がもろく折れやすくなる病気。
歳を取ると足腰が弱く、転びやすくなります。骨粗しょう症の方は、些細な転倒でも骨折のリスクが高まります。
その結果、動きが制限されて、筋力がどんどん衰えたり、一人で立ち上がれなくなったり、寝たきりから認知症発症の可能性が高まります。
生き生きとした人生のために
健康寿命を延ばすためには、まだ若いからという油断は禁物です。
コツコツと健康貯金が必要です
丈夫な骨づくりは、私たちの未来を左右するのです。健康寿命を延ばし、生活の質を高めるために、日々の生活から少しずつ努力していきましょう。
いきいきと楽しめる人生を送るには、コツコツと健康貯金が必要です。
- ウォーキングや適宜な運動。
早いリズムの現代社会で人々は運動不足が目立っている一方、食事も取り過ぎてしまう肥満の傾向があり、その結果重い体であるほど動きたくなくなる悪循環に。生活習慣から気を付けましょう。
- 栄養剤の補充
食事からの栄養素が限られていますので、いい体調を維持するため栄養剤の摂取を積極的に取りましょう。